2017年4月23日 (日)

タンポポ

タンポポ
具体的且つ詳細に春の夢
半島を目に焼き付けて鳥雲に
かすみ草主役のときはそれなりに
風車まわる広島太郎居眠りす

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2017年4月19日 (水)

スミレ

スミレ
昼餉時も足並み揃え新社員
試合なき球場巡る遠足子
春芝に飴色の義足乾かせり
海見えて山に散らばる躑躅かな

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2017年4月14日 (金)

春の芽

春の兆し
ザクと切る薄き緑の春キャベツ
展示デゴイチみな吸い寄せる花吹雪
ドッグランもとはといえば土筆の野
詳しくは新報読んで春キャベツ

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2017年4月11日 (火)

夏みかん

夏みかん
だれも手を伸ばさぬものに夏蜜柑
春昼や亀頸あげて立泳ぎ
いぬふぐり鉄条網の向こう側
芽柳や昔ドロップいまカーブ

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2017年4月 4日 (火)

落椿

落椿
椿落つまっ逆さまといふ形
連翹や陰も黄色き小道かな
石鹸玉路地すり抜けて運河まで
春の燈や停船ゆらり湾の央

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2017年3月28日 (火)

籠
透明傘また買うことに春しぐれ
歩道橋わたる人無し鳥雲に
山笑ふ地玉子といふオムライス
種物屋薄暗くとも営業中

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2017年3月24日 (金)

クマザサ

クマザサ
マウンドの空仰ぎみて卒業す
お通しの青ぬただけで呑める
鳥雲にスコアボードはSBC
独活を掘る下から突き上げ寄り倒す

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2017年3月15日 (水)

蕗の薹

蕗の薹
地理教師のチョーク四本春の色
蕗の薹顔出すいつも同じ土堤
蛇穴を出づ石垣が濡れている
新幹線A席からの春の富士

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2017年3月 4日 (土)

芍薬

芍薬
遠足の列縮まって沈下橋
浜名湖や海につながる春の水
三河安城通過定刻春の宵
啓蟄やカメラに向けて莚焼く

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2017年2月26日 (日)

枯芝

枯芝
春昼や地球儀に赤き旧ソ連
杉本杉田杉山みんな花粉症
ヒヤシンス球根のひげよくのびる
連翹の揺れるすき間に港あり

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2017年2月23日 (木)

梅咲く

梅咲く
梅咲いたウグイス山に報せあり
囀や鳥類図鑑ポケット版
いちめん菜の花はち屋は寝ている
移動図書館休館春嵐

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2017年2月17日 (金)

こもまき

こもまき
いまどき電熱器でおでんとは
あたたかき車内黙ってみなスマホ
背の籠の底に隠れて紙風船
遍路鈴いつも聞こえてる空耳

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2017年2月15日 (水)

米原付近

米原付近
梅咲いて島の斜面の土葬墓
陰陽結ぶ陰からのバス春の雪
地下茎を埋めて一年ふきのとう
理科室に教師の白衣ヒヤシンス

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2017年2月12日 (日)

噴水

噴水
巨大船ゆるりと進む余寒かな
枯菊や色香放ちて燃え尽きる
窓拭のゴンドラ吊るす二月哉
粒三つ掬うて温し牡蠣の鍋

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2017年2月 3日 (金)

夜景

豆を撒く家の灯りの温かき
島便着けば水仙の束続々と
くじら屋は竜田揚げにて思い出に
縄跳の縄は結ばれ鉄棒に

Photo_2


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2017年1月31日 (火)

冠雪富士

冠雪富士
完走し大の字となる枯芝に
竹筒の鰭酒の出て始まれり
鍋焼はアルミに限る独り酒
女坂マフラーみんなループ巻

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2017年1月28日 (土)

ビクターの犬

ビクターの犬
海峡の裏町せめて熱燗で
湯豆腐にはこだわり単身七年目
左手に富士冠雪と告知あり
肩に違和感公園に冬薔薇

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2017年1月23日 (月)

栴壇の実

栴壇の実
冬耕す引っ掻きキズほどの線
糸を引くひくご当地の藁納豆
襤褸のごと凍鶴景に溶け込めり
滑稽と笑えもせずに冬帽子

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2017年1月18日 (水)

スイセン

スイセン
これ以上薄く切れない冬の月
昭和平成まだ生息す寒鴉
フラスコの底におります冬眠中
侘助や問われもせずに行きすぎる

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2017年1月16日 (月)

ロウバイ

ロウバイ
コルネには空洞ありて寒波来る
葱購ってこれよりホームのひととなり
臘梅のひと花ごとに雪を載せ
駅伝を見る人ずらり懐手

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2017年1月11日 (水)

カニ

カニ
年忘れと同じ顔ぶれ新年会
背筋伸び女生徒の列寒稽古
大とんど慟哭のごと燃え墜ちる
石炭一箇重きSL展示館

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2017年1月 7日 (土)

花八手

花八手
石蕗咲いて松本楼のオムライス
噴水の持ち上げている冬の雲
深夜便聴いてますよと花八手
大銀杏見事なまでに大枯木

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2017年1月 4日 (水)

頭骨標本

頭骨標本
橙にペンを突き刺してみる
躓いたのはイノシシの頭骨
壁にボールぶつけて冬晴れの日
正月の酒を歩いて飛ばす

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2017年1月 3日 (火)

葉牡丹

葉牡丹
けふからのランナー多し三が日
年玉の袋は残し帰りけり
賀状は最後にとあり顔浮かばず
手作りの門松自治会集会所

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2017年1月 2日 (月)

賀正

賀正
初陽待つ犬の散歩の人たちと
恙無し賀状来ずともメール来る
ホバリングして飾りの垂穂つつき去り
心なし大カーブして賀状配達夫

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2016年12月31日 (土)

落葉

落葉
鮮やかに野盗の如き残り菊
小晦日錨地に船の揃いけり
軍装の草臥れており慈善鍋
平成に石臼は伏しパック餅

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2016年12月23日 (金)

機関車

機関車
歩道橋の影足下にくる冬至哉
帰り花スマホにとどめ立ち去りぬ
湯豆腐や酒くるまでは見つめおり
日時計の五時と七時に日向ぼこ

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2016年12月22日 (木)

宝クジ賣場

宝クジ賣場
珠算塾帰りは暗しつはの花
煮込まれて黒きおでんの仲になり
冬眠穴主は去りて底ひかる
猟師背に鈍き光の細き銃

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2016年12月14日 (水)

松手入

松手入
枯菊の燃え尽きる時もとの彩
賀状書くまず嫌なやつから済ます
愚直に猛進々とラガーメン
刈り上げて仕上げ見上ぐる松手入

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2016年12月12日 (月)

壁
切通し片側は崖帰り花
日直の石炭運び入れる朝
寄鍋の野菜揃えて魚待つ
寒燈やたしかに生きている証し

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2016年12月 6日 (火)

舫う

舫う
寒風にオリーブの葉みな裏返る
木ノ実落つ移動図書館テントにも
両手に椎の実ポケットにはトリス
十二月安否確認メール来る

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2016年11月29日 (火)

だいこん

だいこん
だいこん干している村を抜ける
牡蠣いかだ行き交う船の忙しさ
ホルンフェルス傾くほどの冬怒濤
冬ざるる肩癒えぬまま眠る

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2016年11月21日 (月)

石蕗の花

石蕗の花
銀杏黄葉に埋もれてねむる
露天湯の岩に添ひたるつはの花
地元紙にくるまれ焼芋なお熱し
猟犬のまなこ鋭く解禁日

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2016年11月13日 (日)

窓拭き

窓拭き
奥谷に三枚の田猪威し
白墨の粉舞い上がり秋の空
栗剥いているネコが見ている
朝寒や一寸長い右の袖

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2016年11月 4日 (金)

干し柿

干し柿
陽の入りて飴色となる吊し柿
縁遠い日々のくらしや文化の日
みな同じ見事咲きたる菊花展
いじめる子いじめられる子も鰯雲

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2016年10月31日 (月)

金木犀

金木犀
柿たわわ渋柿のはず通りすぎ
秋澄むや伝言板の残る駅
オランダ坂いつも雨ふり金木犀
紅葉だより届く終点駅のあたりから

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2016年10月28日 (金)

キリギリス

キリギリス
日本シリーズ足場あやしき崖の端
発条のしくみバッタ裏返す
椎の実炒り今宵の角ロック
夜学生勢いつけて坂駆ける

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2016年10月25日 (火)

オムライス

オムライス
稲刈りの土日にぎわう過疎の里
男気の姿勢正しき菊人形
ここ売り地四角三角泡立草
すっぴんでママも来ている運動会

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2016年10月17日 (月)

コスモス

コスモス
半分は耳鳴りらしき虫の声
天高し移動図書館長居する
じゃがバター食い午後は第九練習日
きりぎりす跳ぶひたすら真っ直ぐに

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2016年10月11日 (火)

芙蓉

芙蓉
銀杏の実踏んで来たでしょお客さん
川沿いの里つぎつぎに秋まつり
背景に藁葺き家置き吾亦紅
湾岸道安全地帯に虫の島

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2016年10月 5日 (水)

木の実

葉のかたち団栗並べくぬぎ知る
大風に案山子寝転び不戦敗
台風来移動パン車は上り来ず
赤い羽根つけて知事市長来る

木の実

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2016年10月 4日 (火)

煙突

煙突
奉寄進はためく里の秋祭り
威し銃谷揺るがせて何も出ず
地球儀の軸に傾き秋の蝉
威し銃直立不動兵士墓

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2016年9月28日 (水)

彼岸花

彼岸花
湾内に泊す船群秋の燈に
無花果もぐ葉裏のざらつきに隠れ
夕暮れて木の実齢の数拾う
コスモスはやはり空色薄ピンク

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2016年9月21日 (水)

柘榴

地下通路最後は濡れる秋の雨
銭湯は廃業するも柘榴熟れ
台風に骨となりたる彼岸花
三角ベースの人数揃い獺祭忌

Zakuro_2


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2016年9月17日 (土)

榠樝

切通の坂越えんとす秋の蝶
榠樝二つ芙美子舊居の濡れ縁に
秋黴雨三河安城岐阜羽島
西口にぼるがとみのる秋の宵

Karin_2


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2016年9月13日 (火)

葱束

葱束
轢かれては穴に戻れぬ惑い蛇
秋刀魚焼く松江湖岸の路地の奥
掌に橡の実ふたつ握りしめ
腰高を括られ耐える乱れ萩

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2016年9月 8日 (木)

早生の栗

早生の栗
早生栗はじけざわめく森の縁
沖タイにくるまれ届く唐辛子
草野球投手やりたい九月かな
地麦酒に地の枝豆の盛られおり

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2016年8月30日 (火)

オシロイバナ

オシロイバナ
秋めくや地図眺めひとり旅
積んだ本まくらに眠る法師蝉
下戸の住む軒に咲きたる酔芙蓉
大西日背に駅まで長い影

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2016年8月24日 (水)

花うつぎ

花うつぎ
廃線の土堤とは知らず月見草
つくつくは左手隅に入るはず
櫓より同心円の踊りの輪
麦こがし戦後十年まだ子ども

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2016年8月21日 (日)

スイカ

スイカ
ゆく夏や背負いきれない荷は捨てる
夕立に境目がある城下にて
空蝉のまだ濡れている夜明けの木
天道虫いちほし割れて飛び立ちぬ

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2016年8月18日 (木)

カンナ

カンナ
幽霊もカップ麺食うテント裏
補助線の一本理解夏期講座
金魚玉おのが眼と出くわせり
山畠の縁を彩る盆灯籠

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2016年8月11日 (木)

恐竜標本

恐竜標本
炎昼や地に干からびたもの剥がす
夏の月おんなの爪の形して
方陰をたどるいつも遠回りして
恐竜の骨を見上げる夏休み

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2016年8月 8日 (月)

玉蜀黍

噴水に虹立ち出ずる角度あり
濃淡のあるビリジアン夏の山
片陰のしばし途絶える武者返し
帰省子の石投げている川原かな

Dsc0732


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2016年8月 3日 (水)

百日紅

古梅酒の種転がして無言
青空に突き出すこぶし百日紅
井戸からはトマト揚がってつぎ西瓜
春日井のシトロンソーダ雲の峰

Photo_3


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2016年7月25日 (月)

スイカ

スイカ
スイカ割りしようどこにも棒がない
クマゼミの声して裏山に分け入る
脳天に棒一本来るかき氷
隧道に涼あり穿つ鑿痕も

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2016年7月19日 (火)

ネムの花

先頭について行くだけ列の蟻
一本の街路樹からの蝉しぐれ
無人駅ホームの端に合歓の花
トンネルの出口にあかり蟻の列

Photo_2


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2016年7月13日 (水)

花やしき

花やしき
西口にバーみのるありパリー祭
背後からとは卑怯なり水鉄砲
巴里祭や東武浅草花やしき
一番湯済ませてくぐる茅の輪かな

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2016年7月 6日 (水)

梅雨キノコ

凌霄や人生の午後揺れるがまま
七月の輸送船まだ停泊す
門司港に象と同居すバナナ売り
腹晒したくましき赤貸ボート

Kinoko


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2016年6月28日 (火)

氷屋

かき氷脳天を突く棒一本
梅雨茸は倒されやすし通学路
うなぎ籠振り分けにして流れ読む
水茄子の裂いてふくよかなる臀部

Koori


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2016年6月22日 (水)

アジサイ

アジサイ
一片のパセリ残して立ち去れり
ひと雨来紫陽花みたび甦り
訃報予定稿一応書いて水羊羹
磨りガラスの守宮だれに会いたい

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2016年6月14日 (火)

シロツメグサ

シロツメグサ
梅雨晴れて借りた傘どうする
紫陽花の裏側にある小宇宙
釣堀の斜め向かいに知った顔
八割は黙々歩く市のプール

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2016年6月 9日 (木)

山椒の実

山椒の実
サーカスの天幕張れり梅雨の晴れ
地麦酒舘ヘルン旧居の帰途に寄る
茄子漬はそろそろ終いという合図
蝮みな壜より睨む道の駅

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2016年6月 4日 (土)

十薬

十薬
船虫の集まりて散る早さかな
キヨ原のサングラス付くサイン本
窓の外ばかり見ている栗の花
どくだみの十字十字の潔さ

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2016年5月26日 (木)

アイリス

ろばのパンいつも薫風の中を来る
噴水に調整の札待ち合わす
鮎までは山菜尽くし川の宿
折れやすし黛ジュンとアイリスと

Airisu_3


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2016年5月23日 (月)

ニセアカシア

ニセアカシア
夏場所やココ一番の茄子カレー
どくだみを踏みつけて来たスニーカー
ぷかり浮いている鍋に冷奴
飛魚にゼンマイ仕掛け両翼に

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2016年5月16日 (月)

紅花トチノキ

紅花トチノキ
サーカスの骨組み上がる五月の空
先頭は樹洞に入れり蟻の列
ヤゴ救う役目プール清掃日
老鶯や林の縁を渡り来る

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2016年5月 9日 (月)

桐の花

ソフト帽につまみ癖ありみどりの日
夏近し深呼吸して雑木山
白シャツにケチャップの朱修司の忌
斎場の車列見下ろす桐の花

Photo


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2016年4月29日 (金)

太刀魚

田打つを見守る去年案山子かな
耕人の見下ろす先の土讃線
ヒメシャガの濡れて麗し白さかな
蝮穴出て向かうはマムシ谷

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2016年4月28日 (木)

ヒメシャガ

春昼やみんな呑んじぅひろめ市
蝶下り来てはりまや橋に何もなし
姫著莪の車窓に触れる土讃線
新緑の谷突抜けて阿波池田

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2016年4月27日 (水)

蕗の丸い葉

蕗の丸い葉
ふらここやキーコキーコと夜軋む
足湯した外反母趾が青き踏む
田を打つも汽車過ぐる間は休む
山峡に藤掠めゆく土讃線

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2016年4月23日 (土)

新緑

新緑
目刺しじゃなくこの辺り頬刺し
桜しべ降る新聞ネットで読む
春夕べ墨入れており一番湯
やはらかないっしゅんの新緑

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2016年4月18日 (月)

山ツツジ

遠足の子ら砂丘では蟻の列
春夕べ子獲り来るぞと脅されて
村消えて市となりいまだ葱坊主
正門にお辞儀の角度新社員

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2016年4月14日 (木)

つくし

春の泥残して去れり獣かな
花曇りノック名手の七分間
連翹の飛び出している坂の家
水入りかたち作れり春棚田

Tukusi_2


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2016年4月 7日 (木)

花散る

社章まだ輝いており新社員
ひねくれて心はますぐ豆の花
外邪飛の転がる先の土筆かな
花の雨微笑みかける野の地蔵

Photo


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2016年4月 5日 (火)

釣り堀

はなびらに桜一本在るを知る
缶蹴って逃げろ菜の花蹴散らして
春寒し釣り堀なのに魚見えず
四月ばか改札口に伝言板

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2016年4月 4日 (月)

菜の花

菜の花
蛇穴を出づ左右上下に首回し
尾道の屋根渡りゆく恋の猫
春盛り叫ぶ男が街角に
山笑う爆の字うえに付くほどに

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2016年3月31日 (木)

すみれ

波音と遍路の鈴の交じりおり
頑張れと云われなくともすみれ草
紙ヒコーキ飛ばす一面の菜の花に
級友がいまは主の種物屋

Photo


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2016年3月26日 (土)

亀鳴く

亀鳴く
卒業歌仰げば尊し師はひとり
亀鳴くやいまは声なき清水谷
流氷見に行くだれにも知らせずに
春灯し出航を待つ貨物船

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2016年3月16日 (水)

突堤

突堤
マウンドにみな集まりて卒業す
春闘に旗ありまたこの竿も
夏みかんごろりごろりも知らぬ顔
卒業歌振り返らずに坂下りる

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2016年3月11日 (金)

夏蜜柑

春うらら停船全て南向く
青き踏み遠投までの肩慣らし
別れても三月だものまた会える
ダグアウト隅に置かれて春火鉢

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2016年3月 1日 (火)

キウイ

古書店に百円ワゴン春の風
理科室の水の形にヒヤシンス
宅急便追いかけていく恋の猫
逃げも隠れもいたしません二月尽

Kiui


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2016年2月23日 (火)

紅梅

紅梅
逃げて二月袋小路に入り込み
石炭を盛って変形バケツかな
鳩舎捨てて少年の国まだ二月
車窓を額縁にして紅き梅

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2016年2月17日 (水)

落椿

春寒し裏みちなのに出逢う人
椿落つ狐くるりと振り返る
お遍路は入り込まない城東町
軒先に並べあるもの種物屋

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2016年2月13日 (土)

フキノトウ

蕗の薹開くを待たず摘みとらる
春空を閉じ込めてあるコルネかな
青ぬたと終電までのコップ酒
冬耕すひとり岬の一枚田

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2016年2月 5日 (金)

栴檀

栴檀てふ樹のふしぎ金鈴子
春立ちて移動パン屋の時刻表
最後には鵯来てつつく楝の実
みな無言焚火を囲む背中かな

Photo


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2016年2月 3日 (水)

林檎

コンビニの恵方巻食う女子高生
つかさ湯に煙突残り枇杷の花
水鳥の羽ばかり浮く堀の水
忘れたマフラーにネコが寝ている

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2016年1月27日 (水)

灯台は無人日暮れて寒鴉
ビーカーとフラスコとボク日向ぼこ
白菜の芯から入れる蟹の鍋
枯菊の路地懐かしき友の家

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2016年1月25日 (月)

雪晴

雪晴れて表裏ある富士の山
陽光をますぐに受けて斜面畠
泥付いてそのまま下仁田葱だもの
雪つぶての米原付近突っ走る

Huji_2


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2016年1月15日 (金)

ロウバイ

蠟梅や廿日も早い日向の香
福笑ほど似ていない似顔絵もらう
ねこまるく時に四角くなりにけり
枯葉一葉やたら重くて冬菫

Roubai_2


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2016年1月 7日 (木)

大根

縄跳三本閉校時の子らの数
むら捨てられて大根干してある
湯豆腐をひとつ残して終電車
葉みかんを袋いっぱい島の人

Daikonn


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2016年1月 5日 (火)

万両

万両に泥付き易し猪のみち
股関節こきこき冬蜂転び出る
三日坊主リ・スタートする五日かな
正月は念入れてするストレッチ

Photo_2


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2016年1月 1日 (金)

賀春

初空に飛行船来て飛び去りぬ
元旦や万歩に足らず足踏みす
剃刀を挟んだ指に冬花火
賀状最後にしたいと添えがあり

Kado


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2015年12月31日 (木)

ワシントン靴店

老楽士独り救世軍の社会鍋
積み残され銀杏落葉の袋三つ
年の夜や打ち捨てるもの繋ぐもの
描かれて紅深くなる冬林檎

Photo_8


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2015年12月21日 (月)

野島風景

茶畠の先に三角冬の富士
ラガー蹴る放物線の美しき
冠に雪ありてこそ窓の富士
日光写真の付録ぼくら少年王

Photo_2


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2015年12月16日 (水)

伊勢丹

勝手に待っているホットウヰスキー
絹ごしの湯豆腐をスプーンでつつく
欠けた火鉢あるが灰が無い
アエイウエオアオの列第九練習日

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2015年12月 4日 (金)

レストラン

立ちこぎの坂道マフラー締めなおし
喉鳴らし山駆け下りる狩りの犬
暮易し缶けりの缶立てたまま
橡の実を拾うひとあり蹴るひとも

Paris


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2015年11月26日 (木)

二幸前

コンビニの二品加えておでん鍋
セルロイド面のいろいろ胡子市
滞船の灯明々と冬みなと
寒菊の打ち棄てられて鮮やかに

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2015年11月17日 (火)

トルコ赤玉

ラガー等のみな襟立てて凱歌かな
寒暁やまず齢をみる訃報欄
十二羽に一羽横向く鴎かな
寒燈といえど寄せればあたたかき

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2015年11月 9日 (月)

新宿風景

銀杏黄葉仰ぎみており落ちこぼれ
ぬた場より泥運びたる猪のみち
もらい風呂して帰る親子の月見かな
秋暮れてラジオ夢声の名調子

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